夫実家でのクリスマスイブのディナー。
クリスマスの位置付けからいっても日本のお節料理にあたると思うのですが、一品ごとに「マメに働くように」=黒豆、「腰が曲がるまで元気で」=エビ、などと色合い、食材、数に至るまで意味や願いが込められ、年末から手間暇かけられたおせち料理とは対照的に、義実家のクリスマスディナーはどれも基本的には普通のドイツの食卓で毎晩テーブルに並んでいるであろうもの。
これもある意味お節のような「型=スタイル」とでもいうのでしょうか、毎年変わらず。
サラミ、ハムの盛り合わせ、手前のレバーペーストとチーズプレートはお店でオーダーしたもの。
奥に見えるプレートは義母が用意してくれたもの。
ゆで卵のカナッペ(大量のゆで卵を作り、黄身を荒くカットしてハーブ、辛子、マヨネーズで和えて白身に盛ったもの)。
ハムロール(市販品のオリーブ、ハーブといった具入りのクリームチーズをハムでくるくる巻いたもの)。
右手に見える白いものは義姉の差し入れの新顔、ニシンの身を粗くほぐしてクリームチーズ、白ワインと和えたディップ。
あとは丸のままのミニパプリカ、ミニトマト、ピクルスにバゲット、ドイツパン、ワインとゼクト(シャンペン)。
この食事、80%は動物性脂肪でしょうか…。ちなみに翌日の昼はローストポークがどんっっと出され、夜は食べきれなかったサラミでカルテスエッセン(火を使わない、ハム、チーズ、パンだけの夜ご飯)でした。
私はローストポークのランチ後は、夜ご飯はお腹もすかず、肉類を食べる気にもなれず野菜ジュースのみ。
77歳の義母がランチに大きな肉のスライスをふた切れとジャガイモ団子をペロリと平らげ、夜ご飯も大量にサラミを食べているのを見ると、肉食の胃袋って違うんだなあ…とつくづく感じます。